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株式道場(欲を出さずに機械的に売ってしまうのがコツ)

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株を売るシナリオを立てる

株価の変動に惑わされないために筋書きを書いておく

株をスムーズに売却するコツは、株を買う前に「いつ、どんな時に売るか」というシナリオを立てておくことです。
何も考えないで株を買うと、株価の動きに一喜一憂してうまく売却できません。
「株価が○割(○円)上がったら売る」、あるいは「こんな事態になったら売る」と決めて機械的に売却すれば、自分の思い通りに売却できます。
シナリオを立てるといっても、難しく考える必要はありません。
その株を買おうと思った理由を考えれば、シナリオは自然と浮かんでくるはずです。

例①・牛丼チェーン店の株を長期保有しようとしているサラリーマン
【購入の動機】
「不景気でサラリーマンの小遣いも厳しいから牛丼の需要はまだまだ増えそう。海外進出もするみたいだから、当分は成長し続けるんじゃないかな?」
【売却のシナリオ】
「強力なライバル会社が現れたり、市場が飽和状態になったら売りかな。経営に大打撃を与える事件が起きた場合も売却しよう」
例②・製薬会社の株を短期売買しようとしている課長さん
【購入の動機】
「最近、ナスダック市場が下落して、IT・通信株が軒並み売られているから、あまり外国の影響を受けにくい内需関連株を買ってみようかな?」
【売却のシナリオ】
「もともと△△製薬は値動きが軽いから、株価が少しでも上がったら、すぐに売ってしまおう」
例③・あこがれのM通信の株を購入するOL。
【購入の動機】
「前からM通信の株を狙っていたの。元々ファンダメンタルズは絶好調だし、株価が低いことが不思議でした。大底からの復活で即買い!」
【売却のシナリオ】
「これまで株価が低かったことに、私のしらない理由があるのかしら・・・。もし読み違いで株価が下がったら、2割下がった時に売ります。」

株を売却するタイミングはいつにするか?

長期投資でも短期投資でも、株を売却するのは次のような時です。
・株価が目標ラインに達した時や、事前に立てたシナリオが当たった時。
・会社に大打撃を与える事件が発生したり、経営状態不安定になった時。
・新事業が期待外れだったり、新製品の開発が中止になった時。
さらに長期投資の場合は、その企業の長期的な成長力を見極める必要があります。
製品やサービスが時代に合わなくなってきたり、市場が飽和状態になっているのに、企業が有効な打開策をとっていないようなら、その企業の株の売却を考えましょう。
諸費社のニーズに応えられなくなった企業は、それ以上の成長が見込めません。
短期投資の場合、株を売るのはあらかじめ設定した株価の目標ライン(株価が下がった場合は損切ライン)に達したときです。
売買手数料や各種のコストを考えると、買付時から2割から3割上がった時点を目標にするといいでしょう。
売却目標を設定せず、チャートをにらみながら売却タイミングを判断する方法もありますが、この時に最高値で売却しようと思ってもまず無理なので、株価が天井をつけて下降に転じた時を狙います。
「頭としっぽは猫にくれてやれ」という格言があるように、欲張らないでベストよりもベターを目指すのが成功するコツです。

どんな銘柄でも一度は値下がりするもの!

保有株が値下がりしたら誰でも動揺しますが、はっきりいって株を買ったら100%ねさがりするものと考えて下さい。
そもそも、株は値動きのある商品なので、一方的に値上がりを続けることはありえません。
いくら株価が絶好調でもいつか終わりが来るのは、一時のヤフーやソフトバンク株を思い出せばわかりますよね
株価が下がった時に投資家がどう冷静に対処するかが、勝負の分かれ目ですよね。

短期投資と長期投資では売買の考え方が異なる

【長期投資】
株価上昇
株価が急上昇した時は、①当初の予定通りに株を保有し続ける、②いったん売却して、後で株価が下がった時点で再び買い戻す、のいずれかを選択します。
ただし②の場合、買い戻せるという保障はありません。株を2株以上買っているのであれば、とりあえず半分を売って利益確定できます。
株価下落
株価が少々下がっても気にする必要はありません。
株式市場の需給悪化が原因で、その企業自身に問題がなければ、株価は自然に回復します。
むしろ、業績が好調なのにたまたま他の要因で株価を下げた場合は、割安な値段で株を買いますチャンスです。
【短期投資】
株価上昇
株価が売却したら、もちろん売却です。
目標ラインに達したら「まだまだ上がる」なんて思わないですぐに売却しましょう。
欲張ると最低限の利益さえ確保できないことになりかねません。
株価下落
原因がどうあれ、株価が下がったら素早く対処しないとダメージが大きくなります。
損切ラインに達したらすぐに売却して、別の有望そうな銘柄に乗り換えた方が有利です。
株価の回復を待とうとすると、保有銘柄が続々と塩漬け状態(売るに売れない事)になって、資金効率が悪化します。
多少損をしても、トータルで利益を出すように考えましょう。

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